日本人形 捨て方

大目に見てやってください。

パラノイアとかいうクソ難しいゲームがクソ楽しい

 

パラノイア

外国の気持ち悪い花の名前の様にも思えるし新しく発見された性病の名前の様にも思える。

本当は何なのかと言うとTRPGの一種である。

まずTRPGって何だよと思う人が多数だろう。名前は聞いたことあるけど実態が全く掴めない。俺も1か月前までそうだった。

TRPGとは自分で作ったキャラを自分で演じながら他のキャラと協力してストーリーを作り上げていく会話形式のゲームである。

色々説明しなきゃいけないこともあるが全部書いていたらこの記事の容量がギガバイト超えるので省略するが、だいたいは上の通り。

そんでパラノイアTRPGの一種なのだ。一種なのだが、説明がめちゃくそムズい。今からおおまかなストーリーを書こうと思うがもし途中で終わってても諦めたんだなと思ってくれていいし責めないでもらいたい。

 

~ストーリー~

時は20XX年。人類はコンピューターによって完璧に統治された巨大地下シェルター都市で幸福に暮らしていた。コンピューターの言う事は絶対。何故ならコンピューターは完全で完璧であるから。コンピューターが間違いなどするはずがないのである。なのでこの都市に住む人類は全て幸せなのである。不幸な人と言ったらせいぜい反逆者くらいだ。

そう、この完璧で幸福な都市にも反抗的な者がいるのだ。それは都市を破壊しようと企む悪の秘密結社に所属している遺伝的に異常を起こしたミュータントである。

そのような反逆者は一人残らず見つけ出し、抹殺しなければならない。

主人公はトラブルシューター。トラブルシューターとは反逆者を見つけては殺し、コンピューターから指令された様々なミッションを達成しなければならない。

しかしここだけの話、実は主人公はミュータントであり、秘密結社の手先なのである。主人公は秘密結社からのミッションも達成しなければならないのである。

しかし、主人公は主人公と同じようなトラブルシューターと一緒に仕事しており、このままミュータントであることがバレたら殺されてしまう。

じゃあどうすればいいか。先に誰かを殺せばいいのだ。

大丈夫。ちょっとくらいは失敗してもいいでしょう。あなたには10体程のクローンが用意されています。もし、今の主人公が殺されれば記憶はそのままに次のクローンが役目を果たすのだ。

次のクローンはうまくやってくれるだろう―

 

 

 

どうだ。大まかな説明は出来ただろ。褒めてくれ。ちょっとコピペ使ったけど。

プレイヤーはあらかじめ選んでおいた様々な特技と強力なミュータント能力が使用できる。コンピューターからのミッションに使ってもいいし秘密結社からのミッションにも使ってもいいし他のプレイヤーをバレないように殺してもいい。

ただし成功するかどうかはサイコロで決まる。完全な運ゲーである。

他のプレイヤーにバレたくない行動はゲームマスター(UV様)に個人メッセージで伝えることができ、他の奴らの隠れた行動なども交わった結果が全体に公表される。

 

要はコンピューターからのミッション(他のプレイヤーと協力する)も受けつつ他の奴らからバレないようにミュータント能力を駆使しつつ秘密結社からのミッション(皆所属してる秘密結社は違うのでミッションはそれぞれ異なる)も達成したり、バレないように他の奴らを殺したり逆に他の奴らの完璧な市民に相応しくない行動(ミュータント能力の使用、他メンバーへの暴力)を見つけて処刑したりするゲームなのだ。

 

面白そうじゃない?

なんだろう。この裏の顔と表の顔を使い分ける感じ。表ではみんな仲間だから協力し合ってる雰囲気出してるけど裏ではバッチバチだからね?水面下であらゆる駆け引きが繰り広げられるんだよ。機密裏にイケない事をやる感じ、男心をくすぐられません?俺の厨二心は完全に掴まれた。

 

そして先日、第一回パラノイアが開かれた。

 

内容は死ぬほど長いし複雑なので省略するが、

めっちゃ楽しかった。

 

まずね、コンピューターからのミッションが「ある施設のコンピューターを壊さずに持ち帰れ」というものだったんですけど僕の秘密結社からのミッションが「ある施設のコンピューター(上記のと同じ)を破壊してこい」というもの。

矛盾してんじゃん。

絶対どっちかのミッションは失敗してしまうのでとりあえず隙を突いてコンピューターはボコボコに破壊した。

あと自分が機密裏にやりたいことが成功した時の快感がすごい。思い通りに進んでる感じが最高に気持ちいい。逆に他のプレイヤーになにかされた時はめっちゃ悔しい。キィーッ!!!ってスネ夫のママみたいになる。なのでこいつだろうなぁって目星つけて復讐しようとするけどサイコロで失敗して自分が爆破とかしたりする。

他のプレイヤーがやってきそうなことをあらかじめ予想しておいてそれの対策が決まった時とかも脳汁ドバドバ出る。

自分が思う見所というかやり所というのは、自分のミュータント能力や特技をどのように使うかという所。特技を組み合わせて物を作ったり壊したりするのに発想の転換がめっちゃいるなって思った。ちなみにミュータント能力は15種類くらいあるので選ぶのもめっちゃ楽しいしシナリオによって無限に展開が広がるから飽きない。

 

 

 

 

でもね、散々話しておいて思うんですけどパラノイア知らない人にリプレイとか説明してもわかってもらえないんですよ。あのよくある自分が全く知らないジャンルの事周りが話しててよくわからないタイミングで皆が爆笑するやつ。今の笑いどころどこなんだよってなるやつ。それを皆に与えてしまう。だって「ECM投擲隠密失敗で軌道バレでユマニスト疑われてzapされた」って言われても全くわからないじゃないですか。専門用語が多すぎるんだよ。

 

でも今回のリプレイとか皆に伝えたい。誰がナイスプレイしたとか今のは悪手だなとか理解して欲しい。

 

 

 

 

 

だからさ、みんなパラノイアやろうよ。